2023/11/06活動記録
日本PTA関東ブロック研究大会レポート(第3分科会)
令和5年10月28日、29日に千葉市で開催された第55回日本PTA関東ブロック研究大会に新潟市小中学校PTA連合会として参加してきました。初日に開催された第3分科会「Release ~発信しよう○○のカタチ~」の内容をみなさんに共有します。はじめに、企業提案としてワークスモバイルジャパン株式会社マーケティングチームの田中春奈様から「オンライン化の第一歩 LINEWORKSでPTAをもっとラクにするコツ」の発表がありました。
LINEWORKSとは、通常のLINEのようなチャット機能はもちろん、掲示板、アンケート、カレンダーなど様々な機能をLINE感覚で使用できるサービスで、企業向けサービスのため国際基準のセキュリティ認証を取得しており安全対策もバッチリ。
LINEとの違いとして、つながる人の管理が可能なことや、そもそもLINEとはアプリが別なので、プライベートのLINEアカウントを使用しない点があります。また、フォルダやノートにやり取りや資料を保存することで、過去のやり取りの確認や資料の引継ぎにも使えるとのことです。
そして非営利団体であるPTAは、無料の特別プラン(利用人数最大1,000人+共有ストレージ50GB)が利用できるとのことで、PTAでの利用実績も増えてきているようです。
つづいて、3つのPTAから研究発表があり、その後パネルディスカッションが行われました。
山梨県道志中学校からは、「チームとしての学校とPTA連携の一提案」として、学校とPTA組織が連携した活動を展開し、いじめや不登校といった教育課題を改善する取り組みなどについて、千葉県南流山小学校からは、「LINEWORKS等を活用したPTA活性化」として、LINEWORKSの導入などによりPTA活動における情報共有や書類引継ぎ、会議削減などの課題解決に取り組んだ事例について、相模原市中野中学校からは、荒れた学校からの復活の軌跡と、GIGAスクール推進校としてこれまでに取り組んできたオンラインの取り組みなどについて発表がありました。
会場からは、LINEWORKS導入時のエピソードや運用面のルールなどについて質問されたほか、こども達にとって身近なものとなっているデジタル技術の活用にあたって、どのように子ども達(そして保護者)のITリテラシーの向上に取り組んでいるかといった質問もあがり、学校における情報モラルの教育実施をはじめ、家庭でのトラブルがあった際にも、それぞれの課題に向き合いながらその都度モラルを高めていくなどの話がありました。
今回の研修では、PTA活動を進めるにあたり、デジタル活用が課題解決に有効なのであれば積極的に使っていった方が良いと感じました。私も情報共有や資料の引継ぎなどの点で自校PTAの活動を改善したいと思っていたので、さっそくこの情報を持ち帰ってデジタルツールの活用を検討したいと思います。